子子子子日記 -koneko no nikki-

どうぞいらっしゃいませ!本サイトは日本のライトノベル作家、子子子子 子子子のブログです。著作やお仕事の宣伝や、日常の他愛のないことを書いています。

9/1 リベンジ・マギア7巻 発売決定&大切なお知らせ

 

先日の夏コミに参加された方はお疲れでした。

前回の記事で告知したように子子子子も短編を寄稿した『失恋文庫』も会場分・通販分も完売したとのことで、重版や電子書籍化も予定されているそうです。

もし手に入らなかった方は続報をお待ちくださいませ。

 

 https://twitter.com/WataruUmino/status/1160403432454279173

nekojishikoneko.hatenablog.com

 

 

そして、本題です。

HJ文庫様の公式ブログで告知がありましたが9/1にシリーズ第7巻『魔術破りのリベンジ・マギア7.再臨の魔人と魔術破りの逆襲術士』が発売されます!

 

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狐狼丸の先祖は大妖怪!? 物語の舞台は大和へ――

留年の危機に陥ったティチュと鴨女を連れ、補講代わりのレポートを完成させるべく大和へ帰国した晴栄。陰陽寮へ帰還したことで改めて自身の成長を実感するが、その変化は狐狼丸との“契約”に歪みを生じさせていた。そして、歪みをきっかけに己の在り様を問う狐狼丸に声がかかる。「久しぶりよな――いいや、はじめましてと言うべきかのぅ?」彼女こそは【邪悪の樹】序列第七位、『色欲』を司る妖婦・九曜。《白面金毛九尾の狐》として知られる、最後の神獣だった――

 

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/bunkoblog/?p=33973

 

https://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/858.html

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの予約にお役立ちの画像を作りましたので、よろしければご活用くださいませ……!!

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Amazon様など各種通販サイトでも予約が始まったようなので、通販派の方はどうぞよろしくお願いします!

 

魔術破りのリベンジ・マギア7. 再臨の魔人と逆襲術士 (HJ文庫)
 

 

 

 

 

 

 

 

以上が新刊の告知となっています。

そして、ここから改めてのお知らせとなります。

 

サブタイトルやあらすじで何となく察して頂いた方もいらっしゃると思いますが、『魔術破りのリベンジ・マギア』シリーズはこの7巻をもって完結となります。

1巻が刊行された2017年6月から2年と3ヶ月。

気づけば子子子子も作家としてデビューしてから二周年を迎えました。

 

実は6巻のプロットをやり取りしていた際に担当編集さんから「7巻で物語に区切りをつけて欲しい」とお話がありました。

ですので6巻の時点であと2巻で完結までのプロットを組み、大和編を最終章として前後編という形で6巻と7巻の原稿を執筆しました。

この物語にはいくつかの分岐を考えていましたが、その結末はずっと決めていました。

担当さんは「厳しそうなら無理をして綺麗に締めなくてもいい」と仰ってくれましたが、自分はせっかくここまで巻数を重ねる機会を頂いたのだから自分の出来ることはしたい。

物語と真摯に向き合って、ここまで作品を追ってくれた読者さんに報いたい。

 

そんな思いで必至に限られた紙面でどうにか思い描いた結末への道筋を見出し、少し駆け足気味になったかもしれませんがこの7巻で晴栄たちはその結末に辿り着きました。

こうして『魔術破りのリベンジ・マギア』という作品は完結という形で刊行を終えることができました。

 

出版不況と叫ばれる昨今、ライトノベルの業界も決して例外ではありません。
作者と出版社ともども不本意な形で、ひっそり幕を閉じる作品も少なくはないです。

そんな中、本作は幸運にもその結末を描く機会に恵まれ、作者自身の手で物語にエンドマークを打つことが出来ました。
それがどれほど幸運で奇跡のような出来事か、まだ若輩の身である私は十全に実感できていないのかもしれません。

だけど、本当に良かった。彼らの物語をめでたしめでたし(ハッピーエンド)で締めくくることができて、これほど作家冥利に尽きることはありません。

 

一つだけ心残りがあるとすれば、最終刊は本文も420Pを超え前巻のシリーズ最多を更新してしまったので、利益率が通常より下がってしまったことでしょうか。

基本的にページ数が増えれば増えるほど出版社の利益は減るので、編集者はあまり厚い本を出したがりません。

しかし、今巻は完結に向けてやれることをやるという方針で初稿が上がった時点でも「もう削る部分がない。むしろ加筆して欲しい箇所すらある」という状況で、そういった意味でも作者も編集部も魂や他の物も色々と削って出来上がった一冊となっています。

ですので願わくばここまでシリーズを負ってくれている読者さんはもちろん、他の方にも手に取って欲しいなぁと思う次第です。

直裁的に言ってしまえば、出版社さんがこの最終巻を出し良かったなと思ってもらえるくらいには少しでも売れて欲しいです。

 

というわけで最後は少しアレな感じになってしまいましたが、この7巻は作者も頑張って完結までを描いた自信作ですので、読者の皆様にも楽しんでもらえれば幸いです。

発売日まで気づけばあと二週間足らずと迫っていますが、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

魔術破りのリベンジ・マギア7. 再臨の魔人と逆襲術士 (HJ文庫)
 

 

 

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