バーチャルラノベ読書会お疲れ様でした!
先日はラノベ好きVTuberの本山らのさんの生放送、バーチャルラノベ読書会にゲストで参加させて頂きました!
第9回となるバーチャルラノベ読書会、今回のゲストは「魔術破りのリベンジ・マギア」著者の子子子子 子子子先生です!
— 本山らの📖ラノベ好きVtuber (@Motoyama_Rano) October 27, 2018
今回もキャラデザや企画書など貴重な資料大公開の贅沢な生放送に…!?
21時から配信開始!会場はこちらです!https://t.co/atmXv1C8Pt
こういった放送に出るのが久々ということで色々と緊張していましたが、らのちゃんや遊びに来てくださったみなさまのおかげで楽しく放送を終えることができました…!ありがとうございます!
コメントもあまり拾えていなかったのでアーカイブスを見直しながら目を通したいと思います…!
また、放送時間には限りがあって語りきれなかった部分もありますので以下、質問の補足をさせて頂きますね。
A.
これは難しい質問ですね……
神話って結構堅苦しい話って思われがちなんですけど実際は違って、神話で語られる神様っていうのは意外と人間味があって、特に北欧神話の神様は間抜けな失敗とかをしたり、ギリシャ神話の神様はクズ率が高めだったりするので、みなさんも是非とも調べてみてください。
さて、自分が好きな神様もかなり迷うんですけど、ロキとトールの関係性がかなり好きですね。
ロキは悪戯好きの神で北欧神話においてはトリックスターとして様々な厄介事を起こします。
激情家であるトールはロキの悪戯に対して真っ先に怒りを見せることも多いのですが、ウートガルズへのトール遠征時にロキが同行を申し出た際に理由を聞かれ「トールは頭が鈍いから頭の切れる自分がいたほうが安全だ」という答えにも特に怒りを見せなかったりします。
そして、寝床に使える場所が見つからず野宿になるのかと不安がるロキに対してトールは「フェンリルの親なのにオオカミが怖いのか」と笑う等、堂々と皮肉を言い合えるほどの仲だったという描写もあります。
こうした逸話からいずれ来たるラグナロクで敵同士になる運命があっても二人の友情は確かに存在し、まさしく薄氷の上に成り立つソレは尊さを感じますね。
そして、放送中のコメントで佐伯先生から言及がありましたが、トールには女装のエピソードがあります。
これはエッダに記される『スリュムの詩』が該当します。
下記がそのあらすじになります。
“霜の巨人であるスリュムはトールのハンマーを盗み出す。あてをつけて訪ねてきたロキに、交換条件としてフレイヤを妻にする事を要求した。悩んだ神々は、ヘイムダルの案でトールを女装させ送り込む。そしてロキはその侍女に化けて、スリュムをうまくごまかし、すっかりそれに騙されたスリュムは、女装したトールの膝にミョルニルを置いてしまう。そうなった以上スリュムに抵抗する術は無く、結局は殴り殺されてしまう。また、スリュムには姉がいたが、トールらに持参金を求めた彼女も、当然同じ運命を辿る。”
ちなみにフランセスが1巻で使用した術式・霜の巨人への一撃(スリュム・スケルル)はこの逸話が元になっています。
詠唱文
「浅ましき巨人の王(スリュム)よ。金貨(スキリングル)の代わりに一撃(スケルル)を、数多の腕輪の代わりに槌の一撃を、我が赫怒を受けるがいい――霜の巨人への一撃(スリュム・スケルル)ッ!」
この金貨とはトールが女装してスリュムの館に出向いた際に持っていった持参金のことで、数多の腕輪とはスリュムの姉が「この私に可愛がって欲しかったら、その腕輪を寄越しなさい」とトールが身につけていた腕輪を見て強欲にもそれを求めたことに起因しています。
こうしたエピソードからトールは激情家・短気という印象が強いですがエッダに記される『アルヴィースの言葉』においては、娘のスルーズがあらゆることを知っていると豪語するドワーフのアルヴィースに結婚させられそうになると、トールはアルヴィースに延々と質問を投げかけ朝まで次々と答えさせ、朝の光を浴びせて石にしたという知略も披露していたりします(北欧神話におけるドワーフは太陽の光を浴びると石になる、もしくは体が弾け飛んで死ぬといわれています)
A.
晴栄 好物:和食全般 嫌いなもの:納豆
ティチュ 好物:食べ物全般 嫌いなもの:生姜などの刺激が強い香辛料
フランセス 好物:ホットサンド 嫌いなもの:マンステール(ウォッシュタイプのチーズ)
露花 好物:お粥 嫌いな物:塩から
狐狼丸 好物:油揚げ 嫌いなもの:ドッグフード
A.
まさかカレワラについて言及して頂けるとは…!
カレワラはフィンランドの叙事詩で4巻で登場したシナトラがベースにしている魔術体系のアーキタイプでもあります。
本編でもカレワラの内容について説明したかったのですが、ページ数やテンポの都合でカットしなければいけなくて残念でした。
クッレルヴォという人物はカレワラに登場する人物で生まれながら力に優れていたのですが船の櫂を漕げば櫂受けを壊し、網打ちをすれば網ごと粉砕する何をやっても上手くできない人物です。
彼は旅に慣れているという理由で税を納めるために送り出され、その帰り道に荒野でとある美女と出会い一夜を共に過ごします。
朝になって互いに名乗り合うと美女は行方不明になっていた妹で、彼女はショックのあまり河に身を投げ出して自殺してしまいます
それから紆余曲折あってクッレルヴォも最後には自殺してしまう、という悲劇的なエピソードがあるので質問者さんにもすごく共感しています。
印象深いキャラはロウヒという女神(魔女)で、FGOをやっている方にはホットな話題ですが、シトナイに内包される北方の女神の一柱がカレワラ出身のロウヒです。
ここら辺は放送時にコメントしているのと同じなので割愛させて頂きます。
A.
晴栄 6/30(放送では10/16と言ってましたが、こちらが正確な日付になります。すいません……)
シナトラ 5/14
マリー 7/13
ティチュ 3/1
フラン 9/28
露花 6/13
とりあえず、以上となります……!
それでは今後も『魔術破りのリベンジ・マギア』、そして本山らのさんをよろしくお願いします!
では、今回はここら辺で筆を置かせて頂きますね。
〈原作リンク〉
【新シリーズ】魔術破りのリベンジ・マギア | HJ文庫公式Webサイト
〈コミック版リンク〉
魔術破りのリベンジ・マギア | コミックファイア公式Webサイト
〈関連動画〉
本山らのさんの『魔術破りのリベンジ・マギア』紹介動画
『魔術破りのリベンジ・マギア』作品PV
コミック版『魔術破りのリベンジ・マギア』TVCM